「あずまんが大王」(アニメ版)北米バージョンについて
ADVから発売された「あずまんが大王」(アニメ版)北米バージョンについて
主に日本版との違いのまとめを少しずつ体裁を整えながら作成して行きたいと思います。
[共通事項他] [1巻] [2巻] [3巻] [4巻] [5巻] [6巻]
3巻
10話 We're Second Year Students!
Draft Picks Class Shuffle Wolf Putting On Senior Airs Marco...
PREVIEW
11話 Kagura and Sakaki
Cosmopolitan City Showdown You Didn't Have To Hit Him Covered In Cats Don't Run Away
PREVIEW
12話 Chiyo-chan's Day
Chiyo-chan's Day High School Friends Lunch Afternoon Jump Rope
PREVIEW
13話 Exams
No Guard Strategy S Exam Formation Abilities
PREVIEW
14話 The Ocean, Summer Kimonos, and a Party
Shopping Meeting Up The Ocean! Capture Operation The Adult World
PREVIEW
付属ブックレット
1P Sakaki, (first name unknown)(キャラ紹介:榊)2-5P Translator Notes(訳者メモ) 7P Stuff Comments(スタッフ コメント) 8-9P Sakaki Art 10-11P Sakaki's Outfits(設定資料:榊) 11P右側1/3 Kaorin's Outfits(設定資料:かおりん)12P Kaorin Art(設定資料: かおりん)
10話 We're Second Year Students!
「マルコ・・・」から
榊さんのモノローグで猫にマルコと名前を付けてしまうところ。日本語だからこその「丸い子」→「マルコ」の転換が果たしてどうなったかというと・・・
榊:He's curled up into a little ball... Like a marble, marble, marble calico. I know, I'll name him Marco for short.
といった具合。「marble calico」(斑のビー玉?とかそんな意味)の省略形として「Marco」を持ってくると言うのは(ネィティブの人にどう写るのかはともかく)よくやったなぁと思います。「おおかみ」から。智と神楽がけんかを初めてそれをゆかり先生がなだめるところ。
日本語では「はいはい皆さん仲良くして下さいね、大事な戦力だから」でおしまいですがゆかり先生:Okay, Okay, everyone, let's be nice to each other. You're all a vital power of our forces...Okay, now sit down!
というわけで後半でゆかり先生ブチ切れちゃいます。キャラが後ろを向いた状態なのでアドリブ?も入れやすかったことでしょう。
(個人的にはこのシーン、「You're all a vital power of our forces...」の後で間が持たなくなったんで声優さんがアドリブを入れたのでしょうかね?もちろん本当のところはADVの人しか知らないハナシです・・・)
11話 Kagura and Sakaki
「国際都市」で繰り広げられた「ヘルプミー」ネタ。分からないなりに無理矢理書き出しました。
神楽:Hey! Neededhelp your luggage?.....Hey?
神楽:Shoot! He's a foreigner.
神楽:Let's see..
(注:ここ以降からは聞き取り諦め。ほぼデタラメです)
神楽:El help au lifto...lam moi baggle.
外人さん:?!
神楽:Me word...no comprenden?
神楽:Helphin.
神楽:Das help.
神楽:Help ma mia!
外人さん: Luceta ces lucha ura. Muchas gracias.
神楽:Yahoooo!
もしかしたら神楽たんはそんなに(少なくとも智にああまで言われる程)バカじゃないんじゃないのかって気もしてきます。スペイン語らしきものから始まってフランス語にドイツ語っぽいものまで。思いつく限りを上げて何とか対応しようとするとこが可愛い・・・
13話 Exams
「ユーアーフール」の出てくる13話「能力」から
神楽:Seriously, Tomo...I really wonder how you got this school.
智:Huh, I'm not quite sure understanding exactly what you mean by that, Kagura.
神楽:Really?
智:Maybe you should try in another language.
神楽:Like French?
智:Oui, oui.
神楽:Tu es...tu es...stupid!
智:Pardon en moi?
神楽:How did you even get in this school so stupid!
智:Stupid, huh? You can't even say school in French. Besides, that goes for you as well. Or in French ( ) also.
暦:You mean, "aussi".
最後の方が一部聞き取れませんでしたがここでの会話は「フランス語で」となりました。しかも日本語では「英語でいってくれんか」の台詞を智が言ってましたが、こちらでは神楽の方から「フランス語とかで?」と微妙に演出を変えてます。
Translator Notes
Episode 10
Bobbing pigtails ぴょこぴょこ動くおさげ - 大阪が下敷きでちよちゃんの頭をこすっています。下敷きはプラスチックでできているので髪の毛にこすりつけると風船に対してしたのと同じように静電気が起きます。これがちよちゃんのお下げが下敷きと一緒に動いている理由です。
多くのアニメファンにとって下敷きはアニメ関連商品として(可愛らしい絵を載せたコレクターズアイテムとして)親しまれていますが、下敷きはもっと実用的な目的のために開発されました。下敷きをノートの紙の間に挟む事により、字を書いた時に次のページにへこみがつかないようにするのです。文房具店はこのありふれた目的に使う単色の下敷きをあつかっています。
First year student just the other day ついこの間まで1年生だったんだよな - 学年の始まりと終わりが春にあるので、前の学年と新しい学年の間にはわずか2週間しかありません。
Tomo with a mustache 口ひげを付けた智 - 智は日本人にとってのインド人男性の典型的な格好をしています。これは彼女が弁当にカレーを持ってきているからです。
OISHII strawberries 小石井いちご - これは一種のだじゃれです。「OISHII」は「美味しい」という意味ですが、漢字を使っていかにもイチゴのブランド名(例:「Tropicana Oranges」)のように書かれています。果物の出荷に使われた箱はよく再利用されます。
Marco マルコ - 榊は「マルコ」という名前を思いつきます、というのも「MARUI」は丸いこと、「KO」は「子供」とか「小さなもの」を意味するからです。「マルコ」というのはこれら二つの語の音を合成したものです。とはいえ、専門的には「こ」で終わるのは普通は女の子の名前とされています。
Marco traveling 3000 leagues マルコの三千里の旅 - 榊はここで1976年に日本アニメーション社の「世界名作劇場」として放映された52話の「母を訪ねて三千里」に出てくるマルコのことを考えています。このお話はイタリア人エドモンド・デ・アミーチスが書いた「クオーレ」という小説の1章を基にしています。その章は「アペニン山脈からアンデス山脈まで」というタイトルで、南アメリカに看護婦として働きにいった母からの手紙が途絶えたことからある少年がジェノバからブエノスアイレスまで旅をしたことを書いています。
小説はその全部を少年の日記の形で綴られます。
著者は当初、1870年のイタリア国家統一についての賞賛を若い世代に教え込むためにそれを書きました。1895年には「HEART」のタイトルで英訳され、更に4年後に「ENRICO'S SCHOOLDAYS」としても英訳されました。小説全体のアニメ化は1981年に日本アニメーションによって成されました。(訳者注:「愛の学校クオレ物語」のことだと思われます)
Public health center 保健所 - 日本では保健所は地域の健康に関する全体的な事柄を扱います。このことはペットへの対応と同じように病気を管理することも含むということを意味します。保健所は飼い主のいないペットの里親を求めることをしますが、同時にそれらを必要に応じて処分することもします。これが榊を大変怖がらせていることなのです。
Baka バカ - これはアニメファンにとって一番良く知られた日本語のひとつでしょう。 「idiot」「stupid」「fool」などの意味があり、この場面では神楽が日本語で言ってしまいますがこれは彼女が英語で愚か者をどんな風に呼ぶのか知らなかったからです。
Episode 11
English skills in Japan 日本での英語力 - 英語が普通の中学、高校で教えられているにもかかわらず、大多数の日本人は英語に堪能ではありません。これは英語が全ての高校、特に実技を重んじる職業訓練的な(大学進学を目的としない学生のための)高校で必要とされている訳ではないためです。更に加えて大学で英語が必ずしも必須であるということにより、高校卒業後、皆習った英語をだんだんと忘れてしまうのです。
Taking physical measurement at school 学校における身体測定 - 日本の学校は一般的に学生の健康により強く関わるもので、定期的に記録を取っています。これには身長と体重の測定が含まれます。しかし胸囲の測定は恐らくほとんどの学校で一般的な測定項目ではありません。
NECO CONECO ねここねこ - 劇中で白い猫の頭の上に子猫が乗ったものは「ねここねこ」と呼ばれています。これは「cat」を意味する「ねこ」と「kitten」を意味する「こねこ」の二つの日本語からきています。英語の「NECO CONECO」は標準的なローマ字化のより様式的なつづりです。
New year's allowance お年玉 - 子供に特別な現金を渡すことは新年のお祝いの伝統的な一習慣です。
Episode 12
College kids with lots of free time ヒマな学生 - 大学はしばしば詰め込み教育が続く中学、高校に比べて楽なところだと思われています。日本人の子供時代だとさえ評する人もいます。これは学界に残ろうと考えない大多数の人にとって、通っている大学はその後の人生を良くするためのものでしかないということなのです。というわけで、一度大学に入学してしまえばプレッシャーをほとんど受けずに過ごすことができます。
Kagura's classical lit reading 神楽が読んでいる古典文学 - 神楽が読んでいるのは1682年に出版された井原西鶴の「好色一代男」の一節です。
A fried noodle sandwich is higher in difficulty 焼きそばパンの方が難易度高い - 一般的に焼きそばパンの方がメロンパンよりも人気があって早く売り切れます。このため焼きそばパンの方がゲットしにくいこととなります。
Cleaning at school 学校の掃除 - 日本では一般的に学校の管理に人手をかけていません。学生がほうきではき、ぞうきんがけをし、床のモップがけをし、黒板をきれいにし、ゴミを捨てるといった掃除の大半をします。自分たちのクラスを掃除することに加えて図書館やグラウンド、理科室といった他の場所の掃除も割り当てられることが多々あります。
Chiyosuke ちよすけ - 「〜すけ」は男性の名前の最後につけるやや古めかしい表現です。
Picks and peaks ヤマと山 - 予告のこの台詞に駄洒落があります。神楽は乗り越えられない「ヤマ」など無いと言います。文字通り「ヤマ」は「山」を意味しますのでこの台詞はありふれた人を元気づけるための台詞ですが、「ヤマ」は同時に賭けにおける「(試験範囲の)選択」という意味でもあります。この用語はテストに出題されるかもしれない重要事項という意味で学生たちによって使われます。言い換えれば学生は全範囲を勉強する代わりにある事項が出題されることに「賭ける」ことを選んでいるということなのです。
Episode 13
A persimmon eating guests 客食う柿 - 智の台詞にある客を食べる柿というのは早口言葉をめちゃくちゃにしたものです。日本語の正しい早口言葉は「隣の客はよく柿食う客だ」です。
The pinwheel 風車 - 時代劇「水戸黄門」の中での忍者キャラの象徴がダーツのように投げられる風車です。
S ズ - 日本語の名詞には英語のように(一部例外はありますが)「s」をつけることで名詞を複数形にするというものがありません。したがって「s」をつけるという考え方は英語の授業の中で学ぶだけのことなのです。
Blue Three ブルースリー - 日本語に関する二つの事柄が「ブルー スリー」と「ブルース リー」を混同させています。まず第一に日本語には「L」と「R」の音を区別するということが無いため、日本人はそれを区別するのに苦労します。第二に日本語には「TH」の音が無く「TH」を「S」の音で近似するということがあります。このためローマ字にすると「Blue Three」と「Bruce Lee」は両方とも「BURUUSURII」となります。これを「BURUU SURII」とすれば「ブルー スリー」、「BURUUSU RII」とすれば「ブルース リー」となります。もちろん、彼女らが間違った場所で区切っているのは無知によるものです。
Futile resistance 無駄な抵抗 - 智が「あーらまあー 無駄な抵抗をしている人がいるー」というとき智はルパン3世のものまねをしています。
(訳者注:これそうなの?とてもそうは聞こえないのですが・・・)
"You... also." ユー・・・も - ここで智は「you,too」と英語で神楽にいいたいのですが「you」の部分しか思い出せず、「too」の部分を日本語で「も」と言いました。
Episode 14
Packet of tissue ポケットティッシュ - 日本では商売の宣伝や主義主張を広めたりするのに際して、ラッピングに情報を印刷したポケットティッシュをチラシの代わりに手渡すということがよくあります。ポケットティッシュは公衆トイレに紙があることや手を乾かす手段が用意されていることががまれであるのでチラシよりも長く持っていてもらえるのです。
"NYAOW" じょ - ちよの日本語台詞の語尾は「よ」でなければなりませんが、「じょ」となっています。ちよが「じょ」と言っているのはあの事件を思い出している時に彼女が普通でないということを示しています。"NYAOW"は「now」がめちゃくちゃになったものです。
(訳者注:吹き替えの英語でちよが「now」と言うべきところが「nyaow」となっています)
Raw ham with melon is better? 生ハムメロンの方が良い? - この考えは酢豚よりも生ハムメロンの方がより価格や優雅さという点で上のものだということです。更に言えば、酢豚にパイナップルが入っていることを嫌う一方で生ハムメロンはまだ受け入れやすい組み合わせであるという人がいるというでもあります。
Getting goldfish 金魚すくい - お祭りで見かける一般的なだしものに「金魚すくい」があります。基本的に、参加者には水の入ったボウルと針金でできた輪に紙を張った一種の櫂のようなものが渡されます。紙がぬれて破れてしまう前にこのすくうためのもので水槽に泳いでいる金魚をすくうということに挑戦します。一般的にこれらの金魚は元気なものではなく家に持って帰っても長く生きることはありません。そうではありますが淡水魚である金魚を海に放つのはかなり残酷なことです。
Putting kimonos on 着付け - きちんと着物をきつけるにはちょっとした(6時間程度の)練習または講習が必要です。浴衣は一般的にシンプルですがそれでも背中の帯の結びをきちんと見せるにはいくらかの経験が必要です。きちんと着付けができるというのは伝統的な花嫁修業の一つです。この種の修行はほかに茶道や生け花があります。
Summer kimonos 浴衣 - ここで彼女たちが着ている「浴衣」と日本語で呼ばれているものは、民宿やホテルで寝間着として着る「浴衣」とは違うものです。寝間着としての「浴衣」は簡単で粗末な布でできたものです。お祭りで着るような浴衣は最も安いもので3000円、高価なものでは30000円かそれ以上となります。飾り帯、下駄、巾着などのアクセサリーでさらにもう10000円程度かかることがしばしばです。
Yukarin ゆかりん - これはゆかりのもう一つのあだ名です。
Kaminarimon 雷門 - これは浅草にある浅草寺の正門です。