マーブル式漫画技法

(原題:HOW TO DRAW COMICS THE MARVEL WAY、著者:STAN LEE,JOHN BUSCEMA)

-この色の文章は訳者である私のコメントです。-

-[(ページ数)]は原著でのページ番号です-

戻る


[87ページ]

8.顔を描く

人で無いものの顔も描きます、差別はしません!

[88ページ]

皆さんの殆どはなんらかの形で人間の顔を描く事ができます。顔を単なる丸として描き、二つ点を打って目とし、真直ぐな線を一本引いて口とするようなやり方はその一例です。(たまに鼻を描くのを忘れても誰もおかしいとは思いません)

そうではありますが、この章ではマーブル式の顔の描き方を学んでいってもらいます。どこかから説明を始めないといけないわけですが、まずはこのページのスケッチを使って説明を始めましょう。

(図に示すように)横顔を描くと鼻と顎の一部ははみ出ますが、一般的に正方形の中に納まります。

同様に目は頭頂と顎の先端の間、頭蓋骨の中心に位置します。

頭蓋骨を上から下まで4等分した時、鼻は顎の方から数えて2番目のところに位置し、耳もまた同じくらいの位置にあります。

皆さんお分かりのように頭蓋骨を正面から見た時、完全なだ円にはなっていません。というのも顎の所で傾斜がきつくなって目に分かるくらいに狭くなっているからです。

[89ページ]

この頭蓋骨をいろいろな角度から描いたスケッチをとっておいて後の練習のお手本にしてください。一度構造の基本的な部分に習熟すれば、頭で考える事実上どんなタイプの顔であっても描くことができます。納得が行かないのであれば次のページを見てみてください。

[90ページ]

初心者の皆さんのために、よくあるヒーローの顔を描いてみましょう。以下の決まりごとを身につければ、簡単に描けるようになります。ここでは身につけておくべきコツを述べておきます。


顔の幅は目五つ分です。

目と目の間隔はその間に一つ目が入るくらいです。

口の大きさをきめるには二等辺三角形を鼻の上端から描きましょう。辺を下に伸ばしていくと鼻の穴の外側を通ります、いいですか?当然ですね。ここで口の幅は2辺が口の線と交わる長さとなります。同様なやり方が顎についても適用できます。

単純に二等辺三角形を鼻の下から描きはじめ、下唇(まくれあがりはじめるところ)を通って頭の最下部に到達したところ、そこがまさしく顎の幅となります。

この章では顔をできるだけシンプルに描くよう心掛けて下さい。額や鼻、顎の周りにしわを描かないようにしてください。

鼻は心持ち小さく、顎はがっちりとした感じで描いて下さい。

髪の毛はボリュームと厚みを持たせるようにして下さい。頭の上にぺったりと張り付くような感じにはしないで下さい。

口はあまり描き込まないようにしてください。上唇の曲線と、下唇の簡単な線に止めておいて下さい。

[91ページ]

もちろんこうした決まりごとには様々なバリエーションがあります。しかし、ここで学んだ基本的な描き方はこれから様々な顔を描くのに役立つのだということは忘れないで下さい。

[92ページ]

ここに示すように、ハンサムな男性には通常の人間、両生類、その他いろいろなタイプがあります。しかし重要な事は、これまで学んできたやり方に従えばどんなヒーローであっても、それがどんな種族で、どんな表情をしていたとしても描く事ができると言う事です。


戻る