焼き茄子
茄子は非常に油と相性の良い野菜で、揚げ出し、マリネ、麻婆茄子とどう調理しても美味しいのですが、「一番好きな茄子の料理は」と聞かれたら僕が選ぶのは、この油を一滴も使わないシンプルな焼き茄子なのです。
削り節をたっぷりかけて醤油を垂らして頬張れば、こんなスカスカな野菜のどこにこれほどと思うような旨味が口の中に溢れて鼻腔に抜けていきます。冷えたビールも、冷酒の吟醸酒もどっちもよく合います。夏の快楽。
【材料(約2人前)】
| 茄子 | : 4本 |
| 削り節 | : 一掴み |
| 醤油 | : 大さじ1 |
| 生姜 | : 好みで適量 |
【作り方】
- ガスコンロなり七輪なりで全開に火を焚き、網を乗せる。
- 茄子を転がしながらまんべんなく、一見ケシズミの様になるまで直火でよく焼く。
- 流水の下で急いで皮を剥く。ちゃんと焼けてれば、皮がぺりぺり簡単に剥けてくるはず。旨く剥けなかったらそれは焼き方が足りなかったということです。
- 皿に取り、削り節をたっぷりかけ、醤油を回しかけて出来上がり。お好みでおろし生姜を添えてどうぞ。
【キモ】
- 読んでの通り「焼くだけ」の料理なのでキモも何もないように思えますが、「強火全開で焼く」のと「手早く皮を剥く」二点を逃すとぺしゃぺしゃな焼き茄子になってしまいます。
- 強火全開で焼くのは、つまり手早く皮を剥くことにつながります。皮が黒こげになって、うまく果肉から離れてくれてないと手早くは剥けません。強い火力で、一気に外側を燃やしちゃうのがポイントなのです。
- 流水で剥くのは、剥いた皮をすぐに洗い流すため。ちんたら剥いてると水を吸ってせっかくのうまみが流れていってしまいます。当然ながら、剥いたあと茄子を絞ったりしちゃ駄目です。そう書いてある本もありますが。
- 剥くときはヘタのところあたりに箸を刺してそれを持って剥くとあまり熱がらず剥けるでしょう。
- 削り節と醤油を全体にすぐかけまわすのもポイント。こうすることで、茄子が鰹節と醤油の旨味をたっぷり吸うことができるのです。こうやって作った焼き茄子は、冷めても美味しいです。つまり「鰹節のころも」を着せるような感じで、ちょうどダシに浸すのと同じような効果があるわけです。
- 個人的には、生姜は無くても良いと思ってます。茄子の滋味だけで十分すぎるほどだし、それを純粋に味わいたい気もするし。
- 冷や奴、枝豆、冷やしトマト(トマトのマリネ)などと一緒にどうぞ :-)
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